エネルギーを使い切る

人間が一日に使うエネルギーの量はだいたい決まっている、というのが整体の考え方です。それは小さな子供をみているとよくわかりますね。エネルギーを使い切ったら眠り、充電が完了すればスッキリ目覚める、というのが最も健全なサイクルでしょう。

何かと便利になった現代生活では、体の運動でエネルギーを使う機会が減ったため、その余剰分は感情や思考に流れ込みます。つまり頭の中の活動により多くのエネルギーが消費されやすくなるわけです。

さて、普段あなたの頭の中を占めているのは、どんなことでしょうか? もし不安や恐怖がそのほとんどを占めているようなら、あなたのエネルギーの大半も、それらに使われている可能性が高いといえるでしょう。

不安発作で死ぬことなどない、といくら理屈で理解したつもりでも、必要以上に燃料が注がれれば、不安や恐怖の炎は勝手に燃え盛ってしまいます。

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そうはいっても、頭の中から不安の種を追い出すことは簡単ではないですね。それなら不安に辿り着く前に、エネルギーを消費してしまうのが一番ではないでしょうか。つまり体を動かす機会を増やす、ということです。体が動いていればエネルギーが消費されるだけでなく、頭の活動もおのずとその行為に向けられやすくなります。

とはいってもとくにスポーツである必要はありませんよ。掃除や皿洗い、草木の水やり、ペットの世話、散歩など、生活のなかで無理なくできることならなんでもよいのです。大事なことは、その行為になるべく没頭し浸り切ること、そのための訓練として真剣に取り組むことです。

慣れてくれば、ほどなくして頭の中がスッキリと空になっていくような感覚が掴めることでしょう。そうした行為をいくつか組み合わせ、なるべく余剰エネルギーを宵越しまで持ち越さないような生活を心がけてみましょう。

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