簡単にできる易占い
皆さんは占いって信じますか?かくいう私はバリバリの理系出身でしたので、 もともとそういう類のものは「根拠がない」と 信じていませんでした。
そんな私でしたが、「八卦拳」という中国武術に出会ってから、 その理論的な背景である「易」の思想を学ぶにつれ、「どうやら、こりゃただの占いの類とはワケが違うぞ・・・」と、僅かながらゾクッとするような玄妙な世界観を垣間見たような気がしました。
というわけで、ここ数年は、易の実践的な研究も兼ねて、一年の運気をみたり、 判断に迷った際の参考にしたりしています。
易占って易者さんがジャラジャラと 筮竹をさばくようなイメージがありますよね。 でも実はコインでも占えるんですよ。
とても簡単ですので、ちょっとご紹介しましょう。
1.同じ種類のコインを3枚用意し、表裏を決めます。
2.心を静めて占う対象を念じます。
3.両手でコインを握ってなんどか振り、机の上に投げ出します。
4.コインの表裏の組み合わせから陰陽を記録します。
例1:


→陽(変爻)例2:


→陽例3:


→陰例4:


→陰(変爻)5.手順3と手順4を6回繰り返します。
上のようにして、六つの爻(こう)が出たら、 それを下から積み上げていけば、ひとつの「卦」になります。
例:

ちなみに3枚とも表あるい裏が揃って出た爻というのは 「陰あるいは陽が極まったもの」とみなして、 陽ならば陰、陰ならば陽に転じる可能性がある、 という意味で「変爻(へんこう)」と呼ばれます。 この変爻をどう解釈に加えるかは 結構意見の分かれるところですので、ここでは省略。とりあえずはシンプルに陰と陽のみで考えておきましょう。
卦は64に分類され、 それぞれに「卦辞(かじ)」と呼ばれる解説があって、 さらに一つ一つの爻を解説した 「爻辞(こうじ)」まで用意されています。
これらを翻訳したものは易関係の本にはたいてい載っていますし、 あるいはインターネットで「六十四卦」などを検索しても 調べることができると思いますので、 試しに出した卦を探してみられるとよいでしょう。
例: 「マリアの占い館」の「六十四卦」のページ
さて、問題はこの「卦辞」あるいは「爻辞」から 何を読み取るかということなんですが、こればかりはなんといっても経験を積んでいくほかありません。
はじめのうちは、自分よりも経験のある方に解釈のヒントを尋ねてみるのもよいでしょう。その際、できればあなたのことを、ある程度知っている人にお願いしたほうが、より具体的なアドバイスが聞けるかと思います。
個人的な例で恐縮ですが、 私自身のここ数年の「卦」をちょっと振り返ってみました。
2003年 「火山旅」
正社員として勤めていた印刷会社を退職した年。文字通り孤独で苦労の多い旅(=人生)のハジマリとなった 記念すべき(?)一年となりました。
2004年 「雷山小過」
小なるものが多過ぎること、少な過ぎること。大事は成就しない時。
二度目の上京で貯金も底をつき、とにかく死に物狂いで働いた一年。 パソコンのインストラクターほか複数の仕事を掛け持ちしながら 寸暇も惜しんで働き続け、過労寸前の状態でした。 さらに年末は夜勤も加わりもう限界。。
2005年 「沢水困」
困窮する、八方塞の時。派遣社員として勤め始めたことで、 とりあず生活は安定。
並行して整体の勉強も本格的に開始した頃ですが、 内心「このままでいいのかなぁ〜」という不安が拭えませんでした。
時間的にも余裕がなく、 やるべきことが出来ているような出来ていないような、 案外しんどかった一年。
2006年 「離爲火」
文字通り離れること、さらに「火」ですから、 燃えつくというニュアンスもあります。さて、今年は何から離れ、何処に辿りつくのでしょう!?
こうして振り返ってみると我ながら苦労の絶えない人生ですねぇ・・・シミジミ。。
そういえば以前、勤めはじめたばかりの職場で、 自己紹介のネタに困って「易占いを少々…」と 話したことがあったのですが、その噂はまたたく間に社内に広まり、 仕事で話したことのない他部署のOLさん達までが 「私も占って〜!」と(一時的に)私の席に殺到(^^;)
数日後にはブームも過ぎ去って、 もくもくと仕事に勤しむ平穏な日々に戻ったわけですが、 あらためて女性には占い好きな方が多いんだなーと実感した出来事でした。
でも占いが当たるとか当たらないということは、 実はそれほど重要ではないのかも、と個人的には考えています。
それよりも判断や行動のひとつの指針として得た卦を活かしていく、 ということに本来の易としての意義があるように思うんです。
自分のアタマの中で考えたことのみを頼りに生きていると、 なにかと行き詰ることも多いですよね。 そこで、あくまで大枠は天に委ねて、 自分の考えに固執し過ぎない生き方を学ぶ、 というところが案外ミソなのかもしれないなぁと。
よかったら一度お試しになってみてくださいね!
※このテキストは毎日派遣ナビの「派遣スタッフのリアルお仕事ブログ」に連載された文章に、若干の修正を加えたものです。
